どちらが正解?

会社を運営するにあたり、
A.銀行借入れ重視。
 現金が溜まる前に大胆に攻めることができる。
 一度返済サイクルが狂うと厳しさが伴う。
B.現金重視。
 やはり無借金経営が一番安全。コツコツだが仕事をこなす。
 仕事量が減ってもそれなりに運営できる。
賛否両論でしょうが、上場企業の場合の株主の評価はA、社員の評価はBです。
最近の例では
Aはソフトバンク。(上場企業では総資産第3位)
Bは任天堂。(無借金経営)
どちらがよいかわかりませんが、銀行も商売。
今と昔の違いで言えば、貸し出しできる「会社・個人」の審査がより一層厳しくなっています。
ここ最近は住宅ローンの金利が1%を割る商品もあり、
この金利が適用できる信用力のある方はごく少数でしょう。
逆に金利が低くなってしまったせいで個人信用の基準が厳しくなり
借り入れできなくなってしまった方も多いかと思われます。(負の連鎖の兆候?)
会社も個人も同様です。
AにもBにも、それなりの準備が必要です。
Aの場合は
まずは信用力をつけるため頑張って売り上げを確保する→借り入れできる基準に到達→銀行借り入れ→設備投資、従業員の増員→売り上げUP→毎月返済+返済の見直し→→このサイクルの繰り返し
弱点は、今が良いからという理由で過剰投資をしてしまうと大変です(時代の変化が異常に早いから)。
但し、当たれば莫大な資産を確保できる。
Bの場合は
コツコツ地道に頑張る→納税してキャッシュフローを増やす→手持ち資金で設備投資、仕事量の増加で従業員の増員→コツコツUP→ゆっくり体力がつく→→このサイクルの繰り返し
弱点は、今必要だというときに投資が出来ず、時代の波に乗り遅れる。
但し、いざとなれば現金をもとに、預担(預金担保)で低金利で借り入れができます。
どちらも一長一短ありますが、
やはり自分にあったスタイルが一番です。
先読みが得意な方や大胆に行動できる方はA。
投資が怖い方や苦手な方はB。
外見が良いのか中身が良いのか、両方良いのが一番ですが、
仕事もプライベートも背伸びをしないことが大切です。
無理をすると必ずどこかにシワ寄せが来ます。
なかなか中小企業の業績が上がらない状況ですが、
当社はBの方向で残り7ヶ月、地道に目標に向かって頑張って行きましょう。

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